傘鉾

 玉園町の傘鉾は、旧筑後町の持ち物を受け継いだもので、その飾
 (出し) は、諏訪神社の神域を示す生木の榊を中心に置き、それを
 玉垣で囲み、朱の八足台の上に冠と鈴と中啓をあしらっています。
 輪はしめ縄飾りで重いほうの傘鉾です。
 垂(タレ)は、前日は塩瀬羽二重に金糸で瑞雲を織り出した
 ものを、また、後日には秋の七草模様のものを使用します。
 飾り物の玉垣をかたどっている榊は、神事には欠かせないもの
 ですが、玉園町の傘鉾には清めるという意味から生の榊を使用
 しています。
 庭見せ、人数揃い、本番3日間すべて生木を使用しています。

獅子踊り

この両筑後町の江戸時代の「くんち」の奉納踊は、出身地
にちなんだ「越後獅子」でしたが、明治になってから
廃れました。
以後「石橋」(しゃくきょう)、「勢獅子」(きおいしし)
「越後獅子」等獅子にちなんだ本踊りに代わっていきました。
昭和九年に長与村吉無田部落の「夫婦獅子」で復活しました。
戦後の昭和23年に旧上筑後町が、一頭立てではありますが同じ
吉無田郷の「獅子踊」を奉納いたしました。
これからの伝統を継承して、玉園町は昭和58年以来吉無田の郷
の獅子踊」を4回連続して奉納しており、今回で5回の奉納に
なります。獅子は、ライオンを原型としており、悪霊祓いの霊獣
として、中国(東南アジア?)で成立したといわれています。
獅子頭をつけて踊る獅子舞踊は、7世紀頃までに朝鮮半島を経由
して日本に渡来し、全国に広まりました。
獅子踊の豪快さと愛らしい玉使いの子供達との絡みが見ものです。

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